1 趣旨 一人一台端末の活用を目指して、Google Classroomを活用して学習教材等の作成および配信について、演習を通して基礎的技能を身に着けることを目的とする。
2 実施日 第1回 令和3年8月19日(木)、第2回 令和3年8月25日(水)
3 対象者 市内小中特別支援学校教職員のうち希望する者
4 内 容
(1)Classroomを使って、課題を提出する、課題を回収する。
(2)Jamboardを使った教材の例など。
(3)Formsを使ったアンケートや小テストの作成など。
5 研修のまとめと受講者の振り返り
○Jamboardについて、操作方法など基本的なことをよく理解できた。また、授業での活用場面を具体的にイメージすることができ、積極的に授業で活用していこうとする意欲につながった。Jamboardをあまり使っていない職員は「授業で使うには不安がある」との意見を寄せているが、研修を受けた満足感や授業で使ってみたいという意欲を示しており、充実した研修会となった。
○Jamboardの活用の仕方として、受講者からは次のような意見が出た。
・事務職員グループ研修での意見交換。・生物のなかま分け(グループ課題or個人課題)。・道徳の意見交流。・壁新聞、国語や算数の授業、グループワークの意見の整理など。・学級会などたくさんの意見をまとめる。・複数で,担当ページ等決めて,スライドを作る。・マインドマップをみんなで作る。・生徒が調べ学習のまとめを作成する。・国語や総合、外国語で多様な意見があることを知ったり、意見交流をしたりする。・書くことの負担を減らして、選択する学習(付箋機能)を取り入れた個別学習。・音楽や図画工作の鑑賞の授業。・気づいたこと、感じたことを共有しながら、似た意見を集めてグルーピングし、聴く視点、見る視点などを整理していく。・モザイクアート図案作成(色ごとの付箋の張り合わせ)。・メッセージカード作成(書き込みでデコレーション)、児童会や学級歌の作詞(フレーズごとのテキストの並べ替え)。・地区児童会ごとにハザードマップ作製(地図画像上に書き込み・貼り付け)。・掲示板としてのお知らせ機能として、教材研究や書籍、研究会の報告等。・スクリーンに大写しにして、会議中の議事の見える化。
○Formsの場合も、基本的な操作方法はよく理解できていた。授業やその他の活動場面でのFormsの活用方法を具体的にイメージすることができた。「授業で使うには不安がある」とした職員も「Formsの使い方が分かった」としており、活用方法も具体的にイメージできているので今後の取り組みに期待したい。
○Formsの活用の仕方として、受講者からは次のような意見が出た。
・図書委員会のアンケートの例示は、「なるほどな」と思いました。子どもたちも喜んで取り入れそうです。校務分掌アンケートや学校行事、このような研修会のあとのアンケートなどにもFormを取り入れると集約も簡単ですね。・予算要望調査など。・授業の振り返り。・全校生徒対象の委員会アンケート。・単元ミニテストなど。・授業では、安全教育や漢字のスキルアップに活用できそう。・いじめや生活アンケート、また、保護者アンケートもネットの環境のある家庭には、Formsを使うと集計しやすい。・学校行事等毎の校内アンケートに活用。・学校評価、・職員の手当認定に関する定期確認。・児童会選挙、・児童の朝の健康観察。
○受講者の感想を見ると、「操作方法には少々自信がないが、研修を受けて少しわかってきた。これから活用していきたい」という意欲を感じる感想が多く見られた。
【受講者の感想(一部抜粋)】・授業で他の先生が活用されていたのが気になっていたので、すぐに練習と準備に取りかかることができそうです。・学校教育に有効に活用するために、このような研修に積極的に参加して、今後も扱い方を身につけていきたい。・わかりやすく説明していただき、わかってきました。機会があれば実際に簡単なものから作って使っていきたいと思います。・丁寧に教えてくださり、少しずつ理解できるようになってきました。仕事の効率化を図ったり、授業の中で使ったりしていきたいと思います。・機会がないと、なかなかアプリを触ることもなかったので、昨年度から少しずつですが研修できてうれしいです。・使えそうな機能のイメージを膨らませて、楽しみながら業務改善や効率化につなげていきたいと思います。・使い方が少し分かりました。これから挑戦してみたいと思います。・もともと不慣れな上に、校内で一度研修してもらって今回が2回目という状況なので、授業で活用するにはまだまだ不安しかありませんが、一歩前進と思っています。楽しい研修でした。・タブレットでもリアルタイムで繋がり合えること、右クリックに代わる操作の仕方など、実際に体験して分かったことが色々とありました。・とても充実していたので、時間が経つのがとても早く感じました。・どのような場面で効果的に活用できるかを考えることが大切だなと思いました。さわってやってみないことには、指導者側も身につかないので、このような研修を設定してくださって感謝しています。