趣旨
令和4年6月に、日本国憲法及び児童の権利に関する条約の精神にのっとり、こども基本法が成立、令和5年4月に施行された。こども基本法の制定は、わが国が、権利主体としてのこどもの最善の利益を第一に考え、こどもに関する取組・政策を社会のまんなかに据えていく「こどもまんなか社会」の実現を目指している。
そのためには、丹波篠山市の幼児教育施設においても、教育と福祉の専門職がそれぞれの役割や専門性、制度、課題について理解を深めるとともに、互いの立場を尊重し、行政分野を超えて、切れ目ない連携を行うことが不可欠である。(重層的支援体制整備事業)
そこで、本研修において、様々な支援を必要とするこどもやその保護者の状況を多角的に理解したり、より質の高い包括的な支援を提供するための知識や技能を習得したりすることを目的とする。
概要
〇日時・場所
令和7年5月21日(水)15:00~16:40
丹波篠山市立四季の森生涯学習センター
〇内容・講師等
講義「相談業務にあたって考えていること」
社会福祉課 家庭児童相談員 西山 逸男
まとめ
令和7年度、初めて本研修を実施した。現場で起こる様々な事案は、園や家庭だけでは解決が難しいことがあり、今後ますます「教育」と「福祉」の連携は大切になると考える。何かトラブルが起こってからではなく、常日頃から連携しておく大切さを受講者も行政も考えることができた。