趣旨
重点指定校である今田小学校の発表や分科会での意見交流を通じて、各校における授業改善に資する。
概要
1 日時 令和6年2月14日(水) 14:30~16:30
2 会場 丹波篠山市立今田小学校
3 内容
(1)開会
(2)全体会①
・実践発表 今田小学校 鳥首 美和子 教諭
(3)分科会
・低学団(1・2・3年)と高学団(4・5・6年)に分かれて実施
・今田小学校担任より実践発表(各学年×10分程度)
・意見交流
(4)全体会②
・分科会まとめ
・指導助言 丹波篠山市教育委員会教育研究所 指導主事 阪下 嘉一
4 閉会
参加者の感想
・カリキュラム・マネジメントについて大変勉強になった。教科等横断的な学びを子どもたち自身が連続性や関連性を捉えながら取り組めるように努めていきたい。
・教科だけに特化する学び方ではなく、児童に興味や関心を持たせる指導者側のしかけがおもしろいと思った。指導助言にもあったように教科等横断的に絡ませながら、児童の自発的な学習を促すことは、これからの学習にたいへん効果的だと思った。そして、するばかりではなく、リフレクションの必要性も感じた。
・今田小の実践をはじめ、各校の取組や実践を聞くことができて大変参考になるとともに、小学校の学習の様子を知るよい機会となった。
・今田小学校の実践を聞き、話し合い活動を中心に言語活動を充実させる取組が大変参考になった。また、指導助言の中にあったように、安心できる学習集団づくりにも心がけたいと思った。
・なかなか話し合いの場で、全員が参加することができてないのが実態です。今田っ子話しあい隊はいいなと思い、レベルで分けられているのも分かりやすくて使ってみたいと思いました。また、国語科の授業の中で「かんがえるコツ」も掲示できると子どもたちも意識して活動に取り組めると思いました。
総括
今回の研究発表会は公開授業を実施せず、今田小学校で実践された取組を動画等にまとめて発表する形で実施した。実際に取り組んできた中で難しかった点を分科会の協議テーマとして掲げて意見交流することで、どの学校でも同様の課題はあり、自分事として活発に実践を交流する様子が見られた。また、全学年が実践発表のための資料を作成することで、その過程が自身の実践を振り返ったり、教職員同士で話し合ったりする良い学びの場となり、今田小学校の教職員にとっても学びの多い研修の機会となった。
教育研究所からの指導助言は、「カリキュラム・マネジメント」、「言語活動の充実」、「リフレクション」についてテーマを3つに絞って行った。学習の主体は子どもたちであり、子どもたち自身が教科等横断的な学びを連続性や関連性のあるものとして捉えて取り組めるようにすることの重要性や言語活動を充実させていくためには、スキルだけを向上させるのではなく、その土台となる安心できる「学習集団づくり」を並行して育てていく必要があること等を助言した。