趣旨
日々の保育の中で、幼児の体力づくり及び健康・安全を確かなものとすることが、健やかな生活を送る上での基本である。運動遊びが心と脳を育てる重要な役割を果たしていることについて正しい知識を身につけ、日々の保育の中で子ども達が心を弾ませて取り組む運動遊びの指導力の向上を図る。
概要
日時:令和5年7月18日(火)15時00分~16時45分
場所:丹波篠山市民センター 多目的ホール
実技・講話:「幼児期からの運動習慣の形成と体力向上にむけた取組について」
講師:ROOTSスポーツコミュニティー代表 西倉 大介 先生
参加者の感想
- とても楽しかったです。子ども達が体を動かす楽しさを遊びを通して身につけることができる色々な遊びが盛りだくさんで、どれも子ども達と一緒に取り組んでみたいと思いました。また、運動遊びの中で、子ども達ができることをしっかり観ることや、子ども自身がみんなと一緒にすることで他児の能力に気付き加減を考えたり自分のことを知ったりすることも大切だと思いました。
- 保育室や、ちょっとしたスペースのある場所でできる運動遊びを教えていただきました。夏季保育中や2学期の運動会に向けて取り入れていきたいと思います。
- 子どもは、上半身と下半身を別々に動かすことが難しいと知りました。難しく感じるが、違う動きをすることが大切だとわかったので、保育の中で上半身と下半身別々の動きをするものを取り入れたいと思いました。また、運動遊びの種類、取り入れ方も知ることができたのでとても勉強になりました。
- 一つの遊びからバリエーション豊かに、こんなに工夫できるんだ!一つの遊びから広がるんだ!と驚き、とても勉強になりました。また、講義では現代の子どもたちの運動面での課題や私たちが指導する際のポイントを丁寧に分かりやすく教えていただきました。特に競争よりも共感というお話が心に残り、子ども達にも共感が感じられるような遊びを一緒に楽しめるようにしていきたいと思いました。とても楽しく、早く子ども達と一緒に遊びたい!と思いました。2学期からの運動遊びにも取り入れ、子ども達と楽しく運動をしていきたいと思います。
まとめ
集団遊びのポイントとして、①ルールの中で仲間と楽しみながら、トラブルを通して体と心が成長すること、②説明しすぎず見本をやってみせ、実際に幼児が動く時間を多く確保すること、③いろいろな相手とできる遊び方で人間関係を広げていくこと、④全員ができることから始めることなど、多くのヒントを教えていただいた。また、興味関心を引き出す遊びについてや、フープ、ボール、縄跳びなど身近な運動遊具の効果的な使い方について、実技を通して具体的にご指導いただいた。運動遊びにおいても、「先生主導から子ども主体に」という考え方の重要性について改めて認識する機会となった。