幼児の療育の実際について理解を深めるため、丹波篠山市児童発達支援センターより言語聴覚士の西村友成氏・不破花梨氏を講師に迎え、丹波篠山市民センターにおいて第2回特別支援研修会を実施しました。
「ことばの発達について」「吃音について」の内容で講義が行われ、ことばの発達の道筋や支援の具体例、ことばの力を伸ばすために必要なことについて詳しくお聞きすることができました。
【参加者の振り返り】
・担任している園児の中に吃音の子がおり、どのように接することがその子にとってベストなのか模索中だったので、今回の研修を通してその園児がどの段階にいて、どう対応することで落ち着いて話ができるのかということを学ぶことができた。
・ことばの発達は、子ども達の日常でのやりとりや遊びのすべてに関係しながら伸びていくことが改めてわかった。外遊びで体を十分に動かして体幹を鍛えられるような時間を確保し、ことばで相手に気持ちを伝えられてうれしいという経験ができるよう、思いをしっかりと受け止めながら、子ども達のことばの発達につながる支援を行えるように努めたい。
【まとめ】
・児童発達支援センターの職員に講師をしていただいたことで、園で担任している子どもがどのような療育を受けているのかを知ることができ、今後連携していくうえでたいへん有意義な研修になりました。
・「ことばの教室」に通うことだけががことばの力を伸ばすのではなく、家庭や保育園、幼稚園、こども園での日常生活の積み重ねが大切であり、楽しく、わかりやすく、安心して過ごすことができる普段の保育が発達のステップアップにつながることを再確認し、参加者は自分の保育を振り返ることのできる貴重な機会になりました。