「初任者研修(市教委第2回校外研修)」「臨時的任用教員研修会」を実施しました。(2021.07.27)

日程

新型コロナウイルス感染症対策を十分行った上で、下記の日程で実施しました。

  • 教育長講話
  • 講義Ⅰ・演習「学級経営について」
  • 講義Ⅱ「安全・安心な学校教育について」
  • 視察研修「丹波篠山探訪」

教育長講話

丹後教育長の講話は大変分かりやすく、特に『チャレンジの心が人を大きくする』、『教室に失敗が許される温かい環境をつくろう』、『子ども達はいきいき生きる先生にあこがれて、先生のような大人になりたいと思う』などを中心に活動を交えながら話されました。

<参加者感想>

・快適ゾーンから飛び出すことは、大人にとっても子どもにとっても不安を伴うことだが、冒険の心を持って一歩踏み出すことが成長につながるのだと学びました。子どもたちが一歩踏み出せるように、もし不安になっても快適ゾーンに戻れるように、信頼関係を築いたり、サポートしたりすることが大切だなと感じました。

・講話では、実際に体を使いながらクラス経営について教えていただきました。特に、ロープを円状に結び、子どもが未知の世界へ飛び出す際には周りのロープ(ハードル)の高さを下げてやること、引っ張り合っている最中に一人でも手を離すと危険な状態になることを比喩的に教えていただいたことが印象に残っています。

講義Ⅰ・演習「学級経営について」

講義Ⅰ・演習「学級経営について」では、小学校・中学校・特別支援学校それぞれの先輩教員(5年経験教員)の教育実践を聞き、その後、学級経営についてのグループ協議をしました。

<参加者感想>

・5年目の比較的経験の近い先生方から初任の頃の悩みや5年間の経験を聞くことができ、自分は5年後どういった教員をめざすのか考えることができた。

・先輩教員のお話では、日々の教育実践や大切にされている信念を知ることができ、非常に参考になりました。

・講義では、様々な校種の先生方から、学級経営について学んだ。その中では、子どものできたことや頑張ったことなどを褒めることが大切だと思った。そのためにも子どもたちと関わる時間を多くし、一人一人の様子を観察していくことが必要だと感じた。

講義Ⅱ「安全・安心な学校教育について」

講義Ⅱ「安全・安心な学校教育について」では、古市小学校長から学校事故の概要や学校安全教育について話していただきました。

<参加者感想>

・安全安心な学校をめざすためにはどのような取り組みが必要なのかを実感しました。今後、現任校で安全・安心な学校であり続けられるように、日々の安全点検、啓発などに取り組んで行きたいと思います。

・安全安心な学校づくりでは、当時の状況や場所を実際に見聞きし、安全安心の学校づくりの大切さを改めて実感しました。私は、勤務校の安全点検を担当していますが、講話を受けて、より一層気を引きしめて業務を遂行したいと思いました。

視察研修「丹波篠山探訪」

視察研修「丹波篠山探訪」では、『ふるさと丹波篠山』に少しでもふれあってほしいという願いから、丹波伝統工芸公園立杭の郷周辺、篠山城大書院等を視察研修しました。

<参加者感想>

・視察研修をとおして、丹波篠山にはたくさんの魅力があることを知った。登り窯や城跡には昔からの歴史が積み重なっていることも分かった。子どもたちにも丹波篠山の歴史を知ってもらうために実際に足を運ぶなど身体で感じてもらいたい。

・「丹波篠山探訪」では今田の立杭焼きの登り窯に触れたり、大書院を訪れて城跡の説明を聞いたりして、丹波篠山の奥深さを知ることができました。また時間があれば丹波篠山の良さを探索したいと思いました。

研修のまとめ

丹後教育長の行動的かつパワフルな講話で始まり、丹波篠山城大書院の歴史探訪で終えた初任者研修の一日。やや忙しい日程でしたが、大変有意義な研修になりました。受講者の振り返りでは、全員が「大変良かった」「よく理解できた」と回答しています。このことは実体験に基づいた生の声の講話や実際に現地に赴く視察研修が強く受講者の心にとまり、高い評価につながったと考えています。時間的な制約を含め課題も少なくなかったことから、今後さらに改善し、次年度の初任者研修へとつなげていきます。