令和2年度丹波篠山市保育園・こども園発達障害児等巡回相談事業研修会を実施しました 2020.09.15

9月15日(火)に保育園・私立こども園・公立こども園(0~3歳児)の担当職員を集め、「巡回相談を活かした支援計画の実践について」と題して各園の取り組みを発表しました。

その後、丹波篠山市健康課保健師より「サポートファイルを有効活用するために」と題して、助言をいただきました。「支援の必要性があるお子さんに対して、サポートファイルの作成の有無に関わらず発達支援計画を作成し活用することが望ましい」と記録の大切さや保護者と一緒になって作成することの必要性を再確認することができました。

サポートファイルとは・・・特別な支援や配慮を必要とする子どもたちが、乳幼児期から成人期まで、途切れることなく一貫した支援を受けられるように、お子さんのこれまでの様子や受けてきた支援の内容などをまとめたものです。

最後には総括助言として、臨床心理士の先生より、「充実した巡回相談にするために」と題して総括助言をいただきました。

【子どもの発達の基本】

わかる・できるは楽しい  楽しいと自主的にくり返す  伸びる

子どもは「ちょうどできるところ」や「ちょっと頑張ればできること」が楽しいのです。それを基本に支援方法を考える。嫌なことを我慢しておこなっても伸びることはない。また、巡回相談でのアドバイスを支援計画に記入し共有することで、園の職員全員が共通理解の下に接することができるなど、基本的なところから支援計画の活用まで幅広く教えていただきました。

巡回相談とは・・・特別に支援を必要とする幼児に対する巡回相談を充実させ、臨床心理士等の派遣指導を行うなかから、発達障害児の早期発見、早期支援の体制の充実を図り、就学前から就学後における支援が連続的かつ効果的になされる体制づくりを進めています。各園に年2回、臨床心理士・市保健師・教育研究所職員の3名で訪問します。

質疑応答の時間には、活発に質問をする先生方がたくさんあり、特別支援についての理解をより深めることができ充実した研修になりました。